スライムの秘密
スライムの正体は、ポリマー。
スライムは、水分を含んだ、吸水性のあるポリマーという化学物質です。
ちなみに、スライムは、プラスチックなので、燃えないゴミで処分しましょう。
ポリマーは、高分子化合物です。高校化学の最後で学ぶ有機化学の一分野です。
高校化学では、高分子化合物の基礎をかじり、本格的には、大学の化学専攻等で、深く学んでいける分野です。
さらに、学んでいくと、高分子化合物に関する色々な研究を行う研究分野もあります。
大学などの基礎研究機関で研究せずに、企業に就職すると、物質の研究をして新製品開発に役立て、世の中に新物質を人々の生活に役立つシーンに使われる素材となって、世の中に出て行くものを研究する人や、他の部門で仕事をすることができます。
例えば、住友化学などの化学メーカー、素材開発メーカー、製薬会社、農薬、電子部品の素材メーカー、等。
身の回りで見ると、ゴミ袋、フライパン、プラスチック製品、等、ポリマーに溢れています。
住友化学ともなると、石油化学系の仕事だとか、重工業製品のイメージになりますが、プラスチック製品と考えると、生活用品や子供向けおもちゃを製造する会社だとかを想像すると、イメージしやすいです。
化学となると、学生の視点からだけでは、なかなか見えにくい仕事かもしれません。化学を一度大学で専攻して、本格的に学んでいけば、その中で産業につながるものが見えてくることもあるかもしれませんが、高校化学を学ぶ高校生の段階で、消費者からは見えにくいところでの仕事となると、高校化学と将来の職業って結びつけにくいかもしれません。
化学が好きだから化学科に進学する、と、将来こういう仕事に就きたいからこの学問を専攻する、とは、どちらが正解かは人それぞれ結果として後からわかることでもありますし、どちらの視点で専攻を選ぶかは特に将来の仕事と決めて専攻を決めることはなかなか高校生の段階で決めれるものでもないかなと思いますが、幸せなことに、好き、を活かして仕事に就く人もいて、就いた仕事が自分に合っていた、という、なかなか幸運な方もいらっしゃいますので、もしそうなれたら、充実した生活が送れそうですね。
大人になって仕事となると、好き、の他に、色々な義務や好きだけど辛いということも取り巻く環境の中に要素として増えてくるので、深くピンポイントで、ぴったり、の職業や職場が見つかるものかは、難しいものです。
好き、で、仕事が見つかると、幸福なことですが、基本的に、生活の為には働かなくてはいけないもので、お金を稼ぐ、というのも、現実的に大きな要素です。お金稼ぐなんて必要ない、という恵まれた条件に置かれた人は、好き、を探求していくこともできるかもしれませんが、多くの人は、学校を卒業すると、お金や生活に自分で責任を持って生きていくことになりますので、好き、だけでは選択していけなくなることが多くなるかと思われます。
ですが、極力、学生の時の生活のプレッシャーがないうちは、好き、で探求して、それを将来的には仕事につなげていけたらより良いと思います。
将来、お金よりもやりがい、という価値観になるのか、また、それが許されて生きていける環境になるのか。
将来が先まで見えるなんて現代でもテクノロジーの発達は貢献できていませんし、人生を計画して計画に見合った就職先がうまく見つけられるのかもわかりませんもので、なかなか思い描く人生を生きていられるのかは、どうなのでしょう。
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