英語の道のり

ある知り合いと英語について話していて、英語って筋トレですよね、と話が出たので、私だけが思っていたわけではないんだと思い、こちらでコラムのようにして書き綴ってみようと思いました。
その方も、色んな英語の先生のお試しレッスンを受けてこられてきて、色んな人に習った結果思ったことだそうですが、英語も、筋力トレーニングをするかのように、訓練や練習したりしてようやく身になっていくもの、と体感されたそうです。
私も、英語の道は、1日にしてならず、といいますか、センスある人は苦労なく身につけていかれるイメージだったのですが、もちろんそういう方も多数いらっしゃると思いますが、通常は、英語がなかなか身に付かなくて苦労される方が世間には多く、決して簡単に身につくものではなく、ある程度努力の賜物として得られるものかなと思います。何事もそうですが、英語も体得していく過程では、単語の暗記だとか、文法やリーディング、ライティング、スピーキング、と、骨を折るものや挫折する場面や英語試験のスコアが上がらず苦戦されるなど、色々な壁にぶつかる時があると思います。そんな時に、スランプで効率が上がらない時や嫌になってしまう時は一度離れてみることもお勧めしますが、やはり必ずそこに立ち戻っては取り組んでいかないといけないもので、その時にどういう心構えで壁に挑んで登っていくかなのですが、やはりここは私も筋トレだと思っています。色んな英語スキルが総合的に組み合わさって、トータルで、使える英語スキル、となるのですが、アスリート達が筋トレで背筋をしてみたり腹筋をしてみたりダンベルで上腕二頭筋を鍛えてみたりスクワットして下半身鍛えてみたり、とするのと同じように、英語学習者があれもこれもと英語スキルを研磨しているうちに総合的に力は上がりますし、またその研磨の過程は筋力トレーニングのように楽できるものでもなければ楽しいものばかりでもないかもしれません。筋トレのプロセスを楽しめたら一番良いですが、筋力を上げようとするとそれだけ体に負荷を与えなければなりませんので、苦しいと思うことや、特に人によっては苦手なことや嫌いなこともあると思いますし、それにもめげずに取り組んでいく姿勢も避けて通れず、英語の訓練や練習も、同じように、積み上げていく必要があります。しかし、苦しいことを続けた結果、力がついたな、と感じる瞬間には喜びも覚えるはずです。そして、アスリートも日々地道な筋トレを、もちろんスキル向上のための練習や研究もですが、継続しながら試合などでのパフォーマンスが上がり良いプレーを発揮できた時はこの上なく苦労した甲斐があったと感じるものだと思いますし、英語の道でも、そうした苦労と喜びを体得までの道のりで感じながら、総合力は上がっていくものですから、その総合力が上がり、皆さんの希望する場面で今までの記録を更新するかのように過去の自分と比べてハイパフォーマンスが発揮できた時には、やってきて良かった、と思えるはずではないでしょうか。
総じて、英語は、筋トレ、である、というのは、まさにその通りだなと思えます。
一方、子供が自然に言語を覚えていくプロセスと同じように、英語環境に身を置き実践で体得していくという方法もあります。それがいわゆる語学留学であると思うのですが、これに苦労される方もいれば、なんとなく現地で生活を楽しんでいたら自然に身についたという方もいらっしゃいます。これに代表されるような、楽しんで身につける方法というのも、しかし、少なからず存在するということも、追記して置きたいと思います。
練習がしんどく苦しいものばかりであっては継続に繋がらないというケースはよく見受けられますので、楽しんで学習するという発想はとても大切だと思います。
しかしながら、その方法だけでは身に付かない場合やコストがかかりすぎるという方もいらっしゃると思いますので、また試験のスコアを上げたいとなると、やはり、基礎力は必要になると思いますし、読み書きなど勉強の要素も必要になると思います。生活しているだけでは手に入らない語彙もあると思います。ある程度は自分で努力しないと身につけることができないこともあると思います。それを筋トレと思って投げ出すことをせずにぜひ取り組み続けていっていただきたいと思います。
単語をゲーム感覚で覚えられる良いアプリもありますし、インターネットで興味のあることを英語の動画で見ることもできますし、自分なりの楽しみ方に合った学習の仕方をしたり、一日何分を継続して行う実践法もあるようですので、継続していけることを第一目標にして、挫折しないやり方を見つけ、時には筋トレとも思いながら、諦めることなく、積み上げていくことが、結果につながると思います。

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