英検の英作文勉強方法①
英検1級の英作文についての本を読んでいます。
今までわかって書いていたことでもなかなか試験でできなかった、内容構成の問題や、説明力で、なるほどと思うことがあったので、書き留めたいと思います。
準1級でも参考になるのではと思います。
ライティングセクションの勉強方法ですが、まず、理由を列記することが良さそうです。
例えば、ここで今扱うテーマは何でも構いませんが、仮に、
"子供達はマクドナルドに行っても良いか"
というテーマについて賛成か反対かどちらかの立場でエッセイを書こうとしましょう。
1.思いつく理由を賛成と反対の両方に分けて書く。
例えば、左に、賛成、と書き、右に反対、と書きましょう。
そして、まず、思いついたことを、賛成、や、反対、の下に書いていきます。
例えば、マクドナルドのハンバーガーセットは栄養バランスが良くない、と思いつくとします。これは、テーマ"子供達はマクドナルドに行っても良いか"に対して、反対、の立場の意見になりますから、右側の、反対、の文字の下に書きます。
次に、値段が安い、は、テーマに対して、賛成の意見なので、左側の、賛成、の文字の下に書きます。
このように、思いつく理由や意見を、カテゴリー分けします。
ここで、混同しやすい例が、例えば、ポテトは美味しい、等の主観的要素が強いものは、なるべく避けたいことです。子供の頃は、ポテト美味しい、という主張も良いのですが、高校生、大学生、と大人になってくると、少し子供染みた主張になります。もちろん、お友達との会話では良いのですが、試験でエッセイを書く時には、読書感想文と同じように、面白い、だけではなく、なぜ面白いかを論じなければなりません。また、理想的なのは、読んだ本が、作家の書く技能について、話の展開のテンポが良く面白おかしく描写している、とか、その本で扱っているテーマが、社会問題に対して問題提起している、等、少し感情から離れていくと、客観的色合いが濃くなり、まるで新聞の社説のように、どんな人でも読み手として理解しやすくなります。
つまり、ポテトが美味しい、は、私、がポテトを美味しく感じているだけであって、それに共感する人もいればポテトが嫌いな人もいますから、なるべくたくさんの人の理解を得られるような理由を見つけていくことが、エッセイでの高得点に繋がると思われます。
まずは、この部分の練習をたくさんこなして、感覚を身につけていくと良いと思います。
実際にエッセイを構成していく方法などは、この訓練の後で、良いのではないかなと思います。なぜなら、欧米諸国の子供達は、小さい時から既にこの思考回路の訓練を受けているからです。だから、自分の意見を言うことができるのでしょう。日本人は、この訓練を教育課程であまり受けないので、この考え方を身につけてから、エッセイの中身を組み立てていくことが良いでしょう。
トピックは何でも良いです。
例を載せておきますので、ぜひ、取り組んでみてください。
トピック例
賛成反対パターン
・スポーツはした方が良いか
・夢を見ることは良いことか
・今の学級委員長は次も委員長をするべきか
・クラスで生き物を飼うべきか
・放課後にみんなで掃除すべきか
・英語の先生は外国の人であった方が良いか
YesNoパターン
・学校の先生は良い先生ですか
・明日雨が降りますか
・算数よりも社会をたくさん勉強するべきか
・弟や妹とは喧嘩しないようにするべきか
・お友達はたくさんいる方が良いか
・すごく仲の良いお友達と毎日一緒が良いか
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